2026.07
A:「厚労省から『2025年度の指導でここを突っ込みましたよ』って薬局向けのリストが出たらしいんだけどさ、ざっくり言うとどんなことで怒られてたの?」
B:「一言で言えば『基本の確認不足』と『記録のサボり』だね。まず現場の安全管理でいうと、処方箋のチェックがかなり甘いところが目立ってたみたい。」
A:「えっ、処方箋って一番大事なところじゃん。具体的には?」
B:「有効期限が切れてたり、医療機関名や飲み方が抜けてる処方箋なのに、医師に問い合わせ(疑義照会)もしないでそのまま調剤しちゃったりね。あと、飲み合わせが危ない薬とか重複してる薬について、ちゃんと確認した形跡が薬歴に残ってない、なんて事例もあったよ。」
A:「それは普通に危ないね……。点数(調剤報酬)の請求まわりはどうだったの?」
B:「そこも結構やらかしててさ。市販に同じ規格の薬があるのに勝手に砕いて『自家製剤加算』を取ってたり、ちゃんとした理由もなく混ぜて『計量混合調剤加算』をつけてたりね。あと酷いのは、服薬指導をまともにしてないのに、レセコンの初期設定のせいで指導料が自動で加算されるようになってた薬局もあったらしい。」
A:「システム任せで勝手に点数取っちゃうのはまずいね。患者さんへの説明や同意はどうなの?」
B:「そこも突っ込まれてる。『かかりつけ』の同意とか、在宅訪問や一包化をやるときに、患者さんの同意や医師の了解、指導した理由が薬歴に全然残ってないんだよね。『やったつもり』で記録がないパターン。」
A:「なるほどね。事務的な手続きとかレセプトの書類ミスなんかもあったりした?」
B:「あったあった。管理組織が変わったのに届出を出してなかったり、ホームページがあるのに義務化された『明細書の発行状況』を載せてなかったりね。レセプト自体でも、期限切れの麻薬免許番号をそのまま書いてたり、一包化の加算で必要な名称が抜けてたりとか、かなり初歩的なミスが拾われてるよ。」
A:「うーん、どれも裏技でズルしたというより、『うっかりやってた基本の不備』がバレて突っ込まれたって感じだね。」
B:「まさにそれ。『忙しいから後で書こう』とか『レセコンが勝手にやってくれるから』って油断が一番危ないってことだね。」