2026.07
A:ねぇ、こないだ腰痛めて病院行ったらさ、湿布を処方されたんだけど「1回に出せる上限は63枚です」って言われたの。キリ悪くない? 普通そこは70枚とかじゃない?
B: あー、それね! 実はその「63枚」っていう中途半端な数字、国が仕組んだめちゃくちゃ巧妙なトラップなんだよ。
A: トラップ? どういうこと?
B: 湿布って基本的に1袋7枚入りだから、63枚って「9袋」のことなんだよね。で、製薬卸しの会社から薬局には「1箱=10袋(70枚)」で届くの。もし上限を70枚にしちゃうと、どうなると思う?
A: えっ……薬局が箱ごと「はいどうぞ」って渡せちゃう?
B: 正解! あえて「9袋(63枚)」にすることで、薬局は絶対に箱を開けて1袋抜かなきゃいけなくなる。つまり、患者の手元には「開封済みのバラ」でしか渡らない仕組みにしてるんだ。
A: なるほど! フリマアプリとかで売るにしても、未開封の箱入りじゃないと高値がつかないもんね。
B: そういうこと。保険使って格安で手に入れた湿布を転売して小銭稼ぎする不届き者が多すぎたから、その対策なわけ。真面目に保険料払ってる側からしたら、ただの「医療費のタダ乗り」だからね。
A: 頭いい〜! じゃあ転売ヤーも減って一件落着じゃん。
B: いや、話はそこで終わらなくてさ……。国は今、「ドラッグストアで似たようなの買えるんだから、そもそも湿布を保険の対象から外そうぜ」って議論を進めてるんだよ。
A: え、マジで!? それ決まったらどうなるの?
B: 今まで3割負担とか数百円で買えてたのが、全額自己負担か市販薬と同じ高い値段で買う羽目になる。病院で安く処方してもらう道がほぼ消えるってこと。
A: うわ、最悪……。一部のズルい奴らのせいで、本当に腰痛くて困ってる真面目な人が割を食うやつじゃん。
B: まさにその通り。緩めると不正されるし、厳しくすると普通に使いたい人が困る。医療費を抑えたい国の懐事情もあって、かなり根深い問題なんだよね。