厚労省が解禁!治験薬の院外処方って?

2025/07

治験薬、薬局でもらえるってマジ?

A: ねえ、最近ニュースで「治験薬が薬局でも受け取れるようになる」って見たんだけど、どういうこと?今までって病院でしかもらえなかったよね?

B: そうなんだよ、厚生労働省がね、「治験薬の院外処方」を解禁する方針を固めたんだって。これからは、病院だけじゃなくて、かかりつけの薬局でも治験薬をもらえるようになるんだ。

A: へぇ〜!なんで急にそんなことになったの?


薬局受け取り解禁の理由

B: それにはいくつか理由があるんだ。まず、一番のメリットは患者さんの負担が軽くなることだね。治験って頻繁に病院に行かなきゃいけないから、遠い病院だと移動が大変だったでしょ?でも、これからは家の近くの薬局でもらえるようになるから、通院の負担がグッと減るんだ。

A: それは助かるね!病院の待ち時間も長いし…。他にもある?

B: もちろん!病院側の負担も減らせるんだ。病院の薬剤師さんってめちゃくちゃ忙しいから、治験薬の管理も大変なんだって。それを薬局が肩代わりすることで、病院の負担を減らせるし、治験自体ももっとスムーズに進むようになるってわけ。あと、薬局にとってもメリットがあるんだよ。

A: 薬局にも?

B: そう。今の薬局って、お薬を調剤する仕事がメインで、収益構造がそれに偏ってるのが課題なんだ。でも、治験薬を扱うことで、製薬会社から研究開発費をもらえる可能性があって、新しい収入源になるかもしれないって話だね。


どんな治験が対象になるの?

A: なるほどね〜。でも、どんな治験でも薬局で受け取れるの?注射とかも?

B: いやいや、それはさすがに違うよ。今のところ、対象になるのは内服薬が中心になるみたい。例えば、高血圧とか糖尿病とかの生活習慣病のお薬の治験がメインになるかな。注射剤みたいに専門的な管理が必要なお薬は、これまで通り病院でやるって決まってるんだ。

A: そうなんだね。じゃあ、治験薬を扱う薬局は、普通のお店と何が違うの?

B: そういう薬局は**「パートナー薬局(仮称)」**って呼ばれるようになるんだって。治験薬の適切な管理はもちろん、患者さんの健康状態をチェックしたり、治験に関するサポート業務(CRC業務)も担うことになるんだ。だから、治験の知識をしっかり持った薬剤師さんがいる薬局じゃないとダメってことだね。


これからの薬局はどうなる?

A: じゃあ、そのパートナー薬局って、特定の薬局だけがやるの?

B: それも違うんだ。地域の薬剤師会とか、大手チェーン薬局が連携して、複数の薬局でまとめて治験の依頼を受けることも認められるようになるみたいだよ。だから、より多くの薬局が治験に関わるチャンスが生まれるってわけ。

A: へぇ〜、薬局もどんどん進化していくんだね!

B: うん。最終的には、患者さんが治験に参加する「同意」を薬局で取れるようにすることも検討されてるみたい。病院の負担を減らして、多くの人が治験に参加しやすい環境を整えるのが、この取り組みのゴールなんだね。

A: すごい!なんだか未来の薬局って感じだね。患者さんにとってはすごくありがたいことだ!

B: そうだね!これからの薬局に期待だね。