A:ねえBさん、正直さぁ、調剤薬局ってどこも同じじゃない?処方箋見て、薬出して、患者さんに説明して…どこで働いても一緒でしょ?
B:いや、それがね、意外と全然違うんだよ。表面だけ見ると同じように見えるかもしれないけど、実際は中身がバラバラ。
A: えっ、そうなの? 何がそんなに違うの?
B: まず、給料の仕組み。基本給とか資格手当とか、住宅手当があるかないかも違うし、ボーナスの計算方法もバラバラ。
A: なるほど。でも仕事自体はどこ行っても同じでしょ?
B: いやいや、働き方も全然違うよ。薬局の規模、1日に来る処方箋の数、薬剤師の人数、設備とかも違うし、社風も変わる。
A: でも結局、薬もらう人からしたら同じに見えそうだけどなあ。
B: まあね。でも働く側からすると、職場の違いってめっちゃ大事じゃん? 例えば、大手の薬局に行くのもアリだけど、地域密着で30店舗くらい展開してる薬局もあって、そこは教育制度もしっかりしてるし、色んな処方箋を経験できるんだよ。
A: へー、そういう薬局もあるんだ。
B: そうそう。しかも大手だと突然「来月からこの県に転勤ね」ってこともあるけど、地域密着型の薬局なら、いきなり知らない土地に飛ばされる心配もない。
A: それは安心かも。じゃあ、どんな薬局選ぶのがいいの?
B: まず「自分がどんな薬剤師になりたいか」を考えること。例えば、色んな処方箋を扱いたいなら、総合病院の前にある薬局がいいし、じっくり患者さんと向き合いたいなら、地域密着型の薬局が向いてるかも。
A: なるほど…じゃあ「どこで働いても一緒」って思ってると、自分に合わないとこ選んじゃうかもしれないんだ。
B: そうそう。自分がどんな薬剤師になりたいか、何を実現したいか、それをちゃんと整理しておかないとね。
A: たしかに…実習で監査システムがあった薬局と、なかった薬局でも、働きやすさとか安心感全然違ったしな。
B:でしょ?だから「調剤薬局はどこも同じ」って思わずに、ちゃんと自分の軸を持って選ぶとミスマッチも減るし、転職も成功しやすくなるよ。
A:なんか目からウロコだわ。ちょっと真剣に薬局選び考えてみようかな。