2026年度診療報酬改定:病院薬剤師の「情報連携」と「人手不足」

2025.11

A(若手):「Bさん、2026年度の診療報酬改定に向けたニュース見ました?なんか病院薬剤師の評価がまた変わりそうですね。」

B(ベテラン):「お、チェックしてるね。そうだね、今回は大きく分けて**『病院同士の連携』と『深刻すぎる人手不足』**がメインテーマになりそうだよ。」

1. 病院同士の「お薬バトン」に光が当たる?

A:「連携っていうと、今は『病院から薬局』へのフィードバックには加算がありますけど、**『病院から病院』**って意外と評価されてなかったんですよね。」

B:「そうなんだよ。転院する時にせっかくこっちでポリファーマシー対策(薬の整理)をしても、転院先にしっかり情報が伝わらないせいで、前の古い処方にリセットされちゃうことがあるんだ。これを**『処方の先祖返り』**って言うんだけど、知ってる?」

A:「先祖返り!あぁ、せっかく中止したはずの睡眠薬がまた出ちゃったりするやつですね。あれ、切ないですよね…。」

B:「そう、調査だと55%の施設で起きてるらしい。でも実は、4割以上の病院がすでに自発的に『薬剤サマリー』を作って送ってるんだよ。受け取った側も8割が『助かる!』って言ってる。だったら、その頑張りをちゃんと診療報酬で評価しようよ、っていうのが今回の議論の柱だね。」

2. 「薬剤師が足りない!」問題への切り札

A:「それは嬉しいですけど、ぶっちゃけ書類作る時間があるかな…。今、うちも薬剤師足りなくてギリギリじゃないですか。」

B:「そこなんだよね。厚労省のデータが結構ショッキングでさ、**『日中に十分な薬剤師がいる』って答えた病院、たったの14%**しかないんだって。」

A:「えっ、14%!? どおりで毎日バタバタなわけだ…。採用も難しいですしね。」

B:「そうなんだ。だから、2024年度に新しくできた**『薬剤業務向上加算』**をもっと活用しようって話が出ているよ。例えば、大きな病院から薬剤師が少ない地域の病院にサポート(出向)に行くのを評価したりして、業界全体で薬剤師を守っていこうっていう流れだね。」


まとめると…

A:「なるほど。つまり、**『せっかく調整した薬を転院先でも継続させるための連携を評価する』っていう前向きな話と、『そもそも動ける薬剤師をどう確保するか』**っていう切実な話がセットになってるんですね。」

B:「その通り。僕たちの仕事がしっかり評価されるのは嬉しいことだけど、現場が回るような仕組みもセットで期待したいところだね。」