財務省の「薬局・調剤報酬改革案」をザックリ解説

2025.11

A(後輩):「先輩、ニュースで見ましたけど、財務省が薬局の報酬をかなり厳しく見直そうとしてるみたいですね。具体的にどう変わるんですか?」

B(先輩):「ああ、あれね。一言で言うと**『薬局が多すぎるから、もっと効率よくして、無駄な手当はカットするよ!』**っていう、かなり強気なメッセージだよ。」

A:「えっ、薬局ってそんなに多いんですか?」

B:「コンビニより多いって言われてるからね。財務省は、小さい薬局がバラバラにあるより、大きな薬局に集約して効率化したほうがいいって考えてるんだ。だから、今のままの数で補助し続けるのはもう限界、ってことだね。」

A:「なるほど、まずは『数』を絞りにきたんですね。あと、処方箋を持っていくと払う『調剤技術料』も下がるかもって聞きました。」

B:「そこが一番のポイントだね。薬剤師さんの技術料が、予算の想定以上に膨らんじゃってるんだ。だから2026年度の改定では、ガツンと引き下げて『適正な価格』にしようって提案してるんだよ。」

A:「お財布には優しくなるかもしれないけど、薬局側は大変だ……。あ、特定の病院のすぐ前にある『門前薬局』みたいなところも、何か言われてましたよね?」

B:「そうそう。特定の病院からしか処方箋が来ないような薬局は、経営努力が足りないって見なされちゃうんだ。そういうところは、一番高い基本料金をもらえないようにルールを厳しくしようぜ、って話。」

A:「厳しいなぁ。あと、ジェネリック薬の加算がなくなるって本当ですか? せっかく普及してきたのに。」

B:「それが逆なんだよ。**『もうジェネリックは9割も普及したんだから、わざわざボーナス(加算)をあげる必要はないでしょ』**っていう理屈。役割終了!ってわけだね。その分、別のことに予算を使おうってことさ。」

A:「なるほど。じゃあ、これからはどんな薬局が評価されるんですか?」

B:「これからは『ただ薬を渡すだけ』じゃダメ。リフィル処方箋(何度も使える処方箋)をちゃんと活用したり、市販薬の相談に乗ったり、地域全体の薬の使い方を考える活動に参加したり……。そういう**『地域に根ざした活動』をしてる薬局に報酬を集中させる**流れだね。

A:「なるほど、ただ待ってるだけの薬局は淘汰されて、本当に街の役に立つ薬局だけが残る時代になるんですね。」

B:「まさにそう。薬局業界にとっては、かなり大きな転換点になりそうだね。」

番外編 「リフィル処方箋」について

A(後輩):「先輩、さっき出てきた『リフィル処方箋』って、結局どういうものなんですか? 処方箋って1回使ったら終わりですよね?」

B(先輩):「普通はそう思うよね。でも『リフィル』は英語で『詰め替え』とか『補充』って意味。これを使うと、最大3回まで、1枚の処方箋を使い回せるんだよ。」

A:「えっ!じゃあ病院に行かなくて済むんですか?」

B:「そう。例えば、血圧の薬みたいに『ずっと同じ薬を飲み続けていて、症状も落ち着いている人』が対象だね。診察なしで薬局に行けば、2回目、3回目の薬がもらえるんだ。」

A:「それは便利ですね!わざわざ病院で長い待ち時間を過ごさなくていいし、診察料もかからないから節約になりそう。」

B:「その通り。国としても、お医者さんの負担を減らせるし、医療費も節約できるから、今回の改革案でも『もっと広めていこうぜ!』って言ってるわけ。」

A:「でも、お医者さんに診てもらわなくて大丈夫なんですか? ちょっと不安かも……。」

B:「そこがポイント! だからこそ、『薬剤師さんの役割』が重要になるんだ。薬を渡すときに薬剤師さんが体調をしっかりチェックして、『あ、これはお医者さんに診てもらったほうがいいな』と判断したら、病院に行くように勧めてくれる。つまり、薬局が健康の門番になるイメージだね。」