仕事も育児も、諦めない

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「ママー!今日保育園でね──!」

息子の声を聞きながら、私はエプロン姿のまま笑っていた。
こんなふうに、夕方に家でごはんを作っていられる日が来るなんて、数年前は想像もしなかった。

以前は、総合病院の薬剤部で働いていた。
朝は7時台に家を出て、帰宅は19時過ぎ。
夕飯の支度はいつもバタバタで、息子とゆっくり向き合う時間も取れず、
寝かしつけながら「このままでいいのかな…」と何度も思った。

そんなとき、ドラッグストアの正社員募集を見つけた。
最初は「育児しながらシフト制って無理じゃない?」と思った。

でも、求人票に書かれていた“時短正社員”という言葉に目が留まった。

「時短正社員…?そんな働き方、あるんだ」
興味本位で話を聞きに行ったつもりが、気づけば本気で前向きに検討していた。
子育て中の社員も多く、店舗の理解もあるという。
「やれるかどうか」じゃなくて、「やってみたい」という気持ちが、私の背中を押した。

もちろん、不安はあった。
保育園のお迎え時間に間に合うのか。急な発熱で休んでも迷惑がかからないか。
でも、実際に働き始めてみると、上司も同僚も驚くほど柔軟だった。

「今日はお子さん、どう?」
「無理しないで、できる範囲でやろう」
そんな言葉が、何度も心を救ってくれた。

仕事は病院時代とは違い、幅広い知識が求められる。OTC、サプリ、日用品、接客…。
だけどその分、薬剤師としての引き出しが増えていくのを感じた。
「あなたに相談してよかった」と言われるたび、自分の存在価値を実感できる。

何より、今は息子と一緒に夕飯を囲める。
一緒にお風呂に入り、絵本を読んで、ちゃんと目を見て「おやすみ」が言える。
それだけで、毎日が豊かになった。

仕事も育児も、完璧にはできない。
でも、どちらも“ちゃんと大切にできる働き方”はある。

──あのとき、勇気を出してよかった。
「諦める」ことよりも、「工夫して続ける」道を選んでよかった。

私は今、薬剤師として、母として、ちゃんと前を向いて生きている。

* * *

この物語の主人公のように、
「育児と仕事、両立できる働き方を見つけたい」と思ったら、
まずは薬剤師専門のエージェントに相談してみるのも一つの方法です。

時短正社員、週3勤務、在宅勤務など、
意外と知らなかった選択肢が見つかるかもしれません。

「今すぐ転職」じゃなくても、
「どんな働き方があるのか、ちょっと話を聞いてみたい」
それくらいの気持ちで相談してみませんか?

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