選んだ道

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私が薬剤師になって6年目のことだった。

「また転職を考えてるの?」

同期の友人・美香の言葉に、私は少し顔を曇らせた。
これで3つ目の職場。最初の調剤薬局は人間関係が複雑で1年で退職、次の病院薬剤部も夜勤がキツ過ぎて2年でギブアップ。今の職場も薬剤師としての成長を感じられず、もう6ヶ月ほど転職サイトを眺める日々だった。

「でもさ、どこに行っても何かしら不満が出てくるんじゃない?」美香は言う。彼女は薬学部時代からの友人で、卒業後すぐに就職した調剤薬局で今も働いている。新人からベテランまでバランスの良い職場で、彼女は充実した表情をしていた。
「それもそうだけど…」私はため息をついた。

自分でもわかっている。完璧な職場なんて、たぶんない。
だけど、ただ居続けるだけの毎日に、どこか「自分をすり減らしてる」感覚が消えなかった。

「ねえ、なんで薬剤師になったの?」
ふと、美香が尋ねてきた。
「学生のとき、“患者さんの力になりたい”って言ってたじゃん。あの気持ちは今もある?」

その言葉に、私は返答に詰まった。
あの頃の想い──忘れたわけじゃない。けれど、現実に押しつぶされて、いつの間にか見失っていた。

その夜、自分のノートを開いてみた。
国家試験の前、夢中で書き込んだ「理想の薬剤師像」。
そこには、ただ薬を渡すだけじゃなく、「人の人生に関わる薬剤師になりたい」と書かれていた。

「私は、どんな働き方なら、そこに近づけるんだろう?」
そう思い、転職サイトだけでなく、薬剤師向けのキャリアカウンセリングサービスに申し込んでみた。

数日後、エージェントとのオンライン面談で、私はこれまでの職歴をすべて話した。
転職のたびに感じたこと、何が合わなかったのか、そして今、何を大切にしたいのか。
不安だったが、担当者は否定せず、真剣に耳を傾けてくれた。

「職場が合わなかったというより、“理想の働き方”にまだ出会ってないだけかもしれませんね」
その言葉に、ハッとした。
私は逃げてばかりいたわけじゃない。探し続けていただけかもしれない。

いくつか紹介された職場には、初めて心が引き寄せられる感覚があった。

あれから2週間。
私はひとつの薬局に見学へ行った。

「こういう場所が、あったんだ」

──何度も迷って、立ち止まってきた。
でも、きっとそれも無駄じゃなかった。

私はいま、自分の選んだ道を、ようやく歩き始めている。

* * *

もしあなたも、
「また転職を考えている…これで3つ目の職場」
「どこに行っても何かしら不満が出てくる」
「完璧な職場なんてない、とわかってるけど…」

そんな気持ちを抱えているなら。

まずは薬剤師専門のエージェントに、
今の気持ちを話してみませんか?

このストーリーのエージェントが言うように、
「職場が合わなかったというより、”理想の働き方”にまだ出会ってないだけかもしれない」

話していくうちに、
「私は逃げてばかりいたわけじゃない。探し続けていただけかもしれない」
と気づけるかもしれません。

「なんで薬剤師になったの?」
「患者さんの力になりたい、という気持ちは今もある?」

その問いに向き合いながら、
あなたの「理想の働き方」を、一緒に探してみませんか?

何度も迷って、立ち止まってきた。
でも、きっとそれも無駄じゃない。

自分の選んだ道を、
ようやく歩き始められる日が来るかもしれません。

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