知っておきたい!生き残れる薬局、淘汰される薬局

A:「ねえねえ、Bさん。最近さ、薬局って増えてる気がするんだけど、でも閉まっちゃうところもあるんだって?なんか複雑だよね~。」

B:「あ~、Aちゃん、鋭いね!確かに薬局の数はまだ増えてはいるんだけど、昔に比べると閉店する薬局も出てきてるんだよ。背景には、おじいちゃん先生とかがやってる薬局で、後を継ぐ人がいなくてM&A、つまり会社ごと買い取ってもらう動きが結構あるんだって。」

A:「へえ~、後継者不足か。でも、それだけじゃないんでしょ?なんか色々大変そうだよね、薬局も。」

B:「そうそう!これからは、ただ薬を渡すだけじゃダメみたいなんだわ。患者さん一人ひとりのこと、ちゃんと把握して、ずーっとサポートしていく『かかりつけ薬局』としての機能をもっと強くしないといけないらしいの。」

A:「かかりつけ薬局ね!なんか安心感あるけど、具体的に何するの?」

B:「例えば、この前の薬と今回の薬の飲み合わせとか、副作用が出てないかとか、患者さんの生活習慣とかも踏まえて、色々アドバイスするんだって。あと、家で寝たきりの人とか、施設に入ってる人にも薬を届けたり、管理したりする『在宅医療』への対応も大事になってくるみたい。」

A:「へえ~、薬局も訪問介護みたいになるんだね!

B:「そんな感じ!それから、患者さんの都合に合わせて24時間対応できるようにしたり、スマホとか使って色々できるようにしたり、ITの活用も進めないといけないらしいよ。あと、特定の病気に詳しい専門家みたいな薬局も求められてるみたい。」

A:「へえ~、薬局も専門分野ができるんだ!」

B:「そうそう!糖尿病に詳しいとか、がんの治療薬に詳しいとかね。で、地域のお医者さんとか、介護の人たちとか、いろんな職種の人たちと連携して、患者さんを地域全体で支える『地域包括ケアシステム』ってのにも参加する必要があるんだって。」

A:「なんか、薬局の役割って昔よりずっと増えてるんだね!

B:「ほんとそう!ただ薬の説明するだけじゃなくて、患者さんの状態とか生活のことも考えた、丁寧なアドバイスが求められてるんだって。だから、変化に対応できない薬局は、結構厳しい状況になる可能性があるらしいよ。

A:「うわ~、大変だね。じゃあ、どんな薬局がピンチになりやすいの?

B:「うん、特にね、

  1. 特定の病院の目の前だけでやってる薬局。そこの病院がなくなっちゃったりしたら、患者さん来なくなっちゃうでしょ?自分の力じゃどうにもできないことに左右されやすいんだって。
  2. 駅からも遠いとか、人通りの少ない場所にある薬局。そういうところは、広範囲から患者さんを集めるのが難しいから、やっぱり特定の病院頼りになっちゃうことが多いみたい。在宅医療とか頑張らないと厳しいらしいよ。
  3. 若い薬剤師さんが全然入ってこない薬局。おじいちゃん先生ばっかりだと、新しい知識とか技術も取り入れにくいし、将来的に人が足りなくなっちゃう可能性があるんだって。古いやり方とか設備だと、若い人は敬遠しがちだし、ちゃんと教育してくれる体制がないと、育たないよね。」

A:「なるほどね~。言われてみれば、そういう薬局って結構あるかも!」

B:「でしょ?だから、こういう特徴に当てはまる薬局は、早く自分の状況を分析して、何か対策を考えないとヤバいんだって。」

A:「現状維持じゃダメなんだね。変化しなきゃ!」

B:「まさに!今こそ、薬局も変わる時なんだってことだよ!」